アニメ『トムとジェリー』が実写の世界で大あばれ!
この映画はアメリカのニューヨーク州が舞台で、
・海外の街並みを楽しみたい
・爽快なアクション描写が観たい
という人にピッタリな作品です。
そして「実写の世界に2Dアニメーションが加わる不思議な世界」も、楽しめる内の1つだと思いました。
ただし、ストーリーは単純で “やや子供向け” と感じたため、大人が観る場合は好き嫌いが分かれそうです。(・・;)
映画『トムとジェリー』はこんな人達におすすめ!
- お子さんのいる家族
- アニメーション好き
- 暇つぶしをしたい人
- 爽快なアクションが好きな人
映画『トムとジェリー』の評価
「IMDb」の評価
「Rotten Tomatoes」の評価
映画『トムとジェリー』は、評論家からの評価がイマイチで観客からの評価は82%とまずまずでした。
映画『トムとジェリー』の概要・あらすじ
- 原題:TOM&JERRY
- 監督:ティム・ストーリー
- 公開:2021年
- 上映時間:101分
- 制作国:アメリカ
とあるニューヨークの一流ホテルで、世界中が注目するセレブカップルの「世紀のウェディングパーティー」が行われることに。
ホテル中が準備に追われる中で、ある事件が起こる――あのいたずら好きネズミのジェリーがホテルに引っ越してきて大騒ぎ!
新人スタッフのケイラは急遽“ネズミ対策”で猫のトムをボーイとして雇うも、ふたりはニューヨーク中を巻き込んだ壮絶なおいかけっこを繰り広げ、さらにはある陰謀に巻き込まれウェディングパーティーを台無しにしてしまう。そのせいでクビになったケイラを助けるため、そして新郎新婦のため、ふたりはタッグを組むことになるが――。
「子供の頃にトムとジェリーを見てたかな?」と自問するくらい、この作品を見たか記憶にないです・・・(たぶん見たことない。)
「チップとデールのような感じなのかな?」と思っていると、どうやらネズミのジェリーのいたずらが発端で喧嘩をしているみたいです。
映画『トムとジェリー』の登場キャラクター(キャスト・日本語吹替え声優)
感想を書く前に、映画『トムとジェリー』に登場する登場人物(キャスト・日本語の吹替え声優)を簡潔に紹介していきます。
紹介する主要なキャラクター
- トム(ねこのアニメキャラクター)
- ジェリー(ねずみのアニメキャラクター)
- ケイラ(実写版の主人公)
- テレンス(ホテルのイベントマネージャー)
- ミスター・ドゥブロー(ホテルの支配人)
- シェフのジャッキー(料理人)
- ベン(お金持ちのセレブ)
- プリータ(有名なインフルエンサー)
- キャメロン(バーテンダー)
- ベルガールのジョイ(ホテルのサービススタッフ)
トム(トーマス・キャット)
©2020 Warner Bros. All Rights Reserved.
主人公の1匹、猫のトム。正式名称は「トーマス・キャット」
全ての楽器を演奏することができたり、スポーツ万能、料理・メカニックにも精通していたりと多彩な芸を持っています。
しかし、唯一ネズミのジェリーを捕まえることが出来ず(?)、いつもジェリーからバカにされてます。
今回の映画では、ジェリーとの喧嘩で自前の電子ピアノ(キーボード)が壊れてしまうという不運にあい、ケイラと出会って「ジェリー」を捕まえたら報酬を払うと言われ、協力することに。(ちなみに、トムは報酬でピアノを買う予定らしい)。
ジェリー(ジェリー・マウス)
©2020 Warner Bros. All Rights Reserved.
もう一匹の主人公、ネズミのジェリー。正式名称は「ジェリー・マウス」
通称いたずらの天才。
天性のずる賢さを武器にトムをバカにして邪魔ばかりします。
今回の映画でも、トムが繰り出すあらゆる攻撃をかわして何食わぬ顔。
ケイラ(演 – クロエ・グレースモレッツ、 声 – 水瀬いのり)
©2020 Warner Bros. All Rights Reserved.
成功を夢見てニューヨークから出てきた、実写版の主人公(ヒロイン)。
半年間で4回目の解雇に遭います。
その後、今回の舞台「ロイヤル・ゲート・ホテル」の臨時スタッフ面接にきた女性を騙して履歴書を奪い、その経歴は自分だと偽ってホテルの臨時スタッフに採用されます。
ホテルにいたずら好きのジェリーが住み着いてしまったため、ネズミ対策として「猫のトム」を雇って行動を共にします。
内容とは関係ありませんが、主演のクロエさんは美脚だなと思って見ていました。(・ω・)
ケイラの日本語吹き替え声優は「水瀬いのり」
主人公ケイラの日本語吹替え声優は「水瀬いのり」さんです。
有名作品では、
など。
テレンス(演 – マイケル・ペーニャ 、声 – 木村昴)
©2020 Warner Bros. All Rights Reserved.
「ロイヤル・ゲート・ホテル」のイベントマネージャー。
ケイラの臨時スタッフ面接時に疑いの目を向けるほど、疑り深い性格。
とある出来事がきっかけで、ホテルのイベントが近いのに休暇を言い渡されてしまい、その原因がケイラであることから、彼女に恨みの念を抱き「トムとジェリー」を利用して彼女の邪魔をしようと計画します。
テレンスの日本語吹き替え声優は「木村昴」
テレンスの日本語吹替え声優は「木村昴」さんです。
有名作品では、
など。
ミスター・ドゥブロー(演 – ロブ・ディレイニー、声 – 大塚芳忠)
©2020 Warner Bros. All Rights Reserved.
「ロイヤル・ゲート・ホテル」の支配人。
履歴書を偽り応募してきた「ケイラ」を、疑いもせずに採用してしまうお人好し。
支配人のため、何かと「テレンス」にホテルのことは任せている。
ミスター・ドゥブローの日本語吹き替え声優は「大塚芳忠」
ミスター・ドゥブローの日本語吹替え声優は「大塚芳忠」さんです。
有名作品では、
など。
シェフのジャッキー(演 – ケン・チョン、声 – 千葉繁)
©2020 Warner Bros. All Rights Reserved.
「ロイヤル・ゲート・ホテル」の実力派シェフ。
結婚式を成功させるために自作のウエディングケーキを作り、そこにジェリーが乗ってしまうというハプニングが発生。ケーキに乗ったネズミを発見したジャッキーは怒り狂って排除しようとするが・・・。
シェフのジャッキーの日本語吹き替え声優は「千葉繁」
シェフのジャッキーの日本語吹替え声優は「千葉繁」さんです。
有名作品では、
など。
ベン(演 – コリン・ジョスト、声 – 日野聡)
©2020 Warner Bros. All Rights Reserved.
ニューヨークで名の知れたセレブ。
婚約者の「プリータ」と共に「ロイヤル・ゲート・ホテル」で結婚式を挙げようとする。
ホテルに協力を要請し、結婚式でサプライズを計画しますが、彼女は望んでいませんでした。
そして、物語が進むにつれて次第に彼女との中は雲行きが怪しくなり・・・。
ベンの日本語吹き替え声優は「日野聡」
ベンの日本語吹替え声優は「日野聡」さんです。
有名作品では、
など。
プリータ(演 – パラヴィ・シャーダ、声 – 坂本真綾)
©2020 Warner Bros. All Rights Reserved.
SNSで人気があるインフルエンサー。
婚約者の「ベン」と共に「ロイヤル・ゲート・ホテル」で結婚式を挙げようとする。
ベンに貰った指輪の紛失がきかっけで、見つけ出した「ケイラ」と終盤に仲良くなる。
結婚式でのサプライズ計画など「自分勝手なベン」の振る舞いに不満を持ち、結婚式当日のある出来事で・・・。
プリータの日本語吹き替え声優は「坂本真綾」
プリータの日本語吹替え声優は「坂本真綾」さんです。
有名作品では、
など。
キャメロン(演 – ジョーダン・ボルジャー、声 – 浪川大輔)
©2020 Warner Bros. All Rights Reserved.
「ロイヤル・ゲート・ホテル」のバーテンダー。
「ケイラ」を見守ったり、時にはアドバイスをしたりする味方の1人。
キャメロンの日本語吹き替え声優は「浪川大輔」
キャメロンの日本語吹替え声優は「浪川大輔」さんです。
有名作品では、
など。
ベルガールのジョイ(演 – パッシー・フェラン、声 – 新谷真弓)
©2020 Warner Bros. All Rights Reserved.
「ロイヤル・ゲート・ホテル」のベルガール。(サービススタッフ)
ケイラ達へ突拍子に現れたり、言動が変わっていたりする変人キャラ。
ベルガールのジョイの日本語吹き替え声優は「新谷真弓」
ベルガールのジョイの日本語吹替え声優は「新谷真弓」さんです。
有名作品では、
など。
映画『トムとジェリー』の感想レビュー
ここからは、個人的な感想をピックアップして書いていきます。(※ちなみに、私は吹替え版を視聴しました。)
映画『トムとジェリー』は子ども向けの作品?大人でも楽しめる?
©2020 Warner Bros. All Rights Reserved.
作品の評価が低かったため、『子供向けに作られた作品かな?』と思って見始めたのですが、私は楽しむことができました。
結論から言うと、「やや子供向け・大人は好き嫌いが分かれる」といった印象です。
この作品は深く考えて観るようなストーリーじゃないと思ったので、考察系が好きな人には退屈に感じてしまうかもしれません。
個人的に良かったなと思ったこと
アニメーションだから出来た描写
©2020 Warner Bros. All Rights Reserved.
実写では難しいような過激(アクション)描写も、アニメーションを上手く使って演出していたのが良かったです。(※アニメーションは2D)
- トムが雷に打たれるシーン
- ジェリーがアイロンやバットでトムを殴るシーン
- ケイラに『猫の本能ね。』と言われて、トムが胸を開いて中を覗くシーンなど
実写だと撮るのが難しいと思うシーンでも、アニメーションだから容易にできるんだなと見ていて思いました。
また、トムがケイラに名前を教えるシーンで「自分の指を膨らませて『TOM』と表現するときの指がバルーン風船になっていた」ので、実写とアニメーションを上手く組み合わせていると感心しました。
不意にくるギャグシーンが面白かった
©2020 Warner Bros. All Rights Reserved.
所々で不意にくるギャグシーンも、クスッとするくらい面白かったです!
- テレンスが犬のスパイクと散歩中、その犬が道の真ん中でトイレ(大)をしてしまった時のテレンスの言動
- 休暇を強制的に取らされたテレンスが腹いせ?にトムへ放った言葉、「尻尾を耳に入れるな気持ち悪い」(正論)
- 結婚式でベンがプリータに言った「像に乗った君はとても美しい、それにある意味僕らが像だ、この式を一生忘れない象、いくぞう」(おやじギャグ・・・)
呼吸をするようにテンポ良くギャグシーンがくるので、クスッとしてしまいました。
この他にも面白いシーンはいくつかあるのですが、終盤で出た以下のシーンもテンポが良くてニヤついてしまいました。
- 「ケイラ」:ある人が言うには、結婚式は2人にとっての試練、愛があれば乗り越えられる。
- 「テレンス」:やめろって、どんな馬鹿が言った、ありえない。
- 「ドゥブロー」:わたしだ。
- 「テレンス」:(・ω・)
実写の世界にアニメキャラがいる違和感
©2020 Warner Bros. All Rights Reserved.
この作品で『う~ん・・・』と思ったことは、実写とアニメキャラの違和感です。
アニメーションは「動物と虫」だけで、エフェクトにはCG・それ以外は実写という配分でした。
違和感の原因を考えてみると、「アニメキャラの色合い?」かなと思いました。
アニメキャラ達のシーンだけだと違和感はないのですが、人間や建物と一緒に映ってしまうと違和感が出てきます・・・。(´・ω・`)
ただ唯一、ベルガールのジョイが「奇抜なキャラ&アニメ寄りな声(吹替え版)」だったため、アニメキャラとの違和感が少なかったです。
主役級キャラクターの個性が際立っていた
©2020 Warner Bros. All Rights Reserved.
主役級キャラクター達それぞれの個性が際立っていたことも、この作品が面白いと思う1つでした。
各主役キャラクター達の「第一印象」
- 「ケイラ」:他人の履歴書で面接を受けたヤバい奴。
- 「テレンス」:嫌味を言う上司。
- 「ミスター・ドゥブロー」:頼れるボス的な存在。
- 「シェフのジャッキー」:よくいる個性的な中華系料理人。(中の人は韓国系らしい)
- 「ベン」:お金持ちアピールの嫌な奴。
- 「プリータ」:玉の輿を狙っている女性。
- 「キャメロン」:主人公を影で助けてくれる味方。
- 「ベルガールのジョイ」:影の薄い変人。
各キャラクターの第一印象はこんな感じでした。
主役の人数が多いため「ケイラ」をピックアップすると、
物語の始まりから、他人の履歴書で面接を受けるケイラの行動に『マジか・・・、実写版の主人公だよな?』と、唖然としてしまいました。が、物語が進むにつれて結婚式を成功させようと努力する姿は良かったです。(まぁフィクション映画なので、破天荒な行動は見ていて面白いのですが。)
各主役キャラクター達の「見終わってからの印象」
- 「ケイラ」:最終的に結婚式を成功させた努力家。
- 「テレンス」:言動が嫌な上司だが、どこか憎めない。
- 「ミスター・ドゥブロー」:頼れる存在?だが、業務を部下に任せっきり。
- 「シェフのジャッキー」:任務のためなら何でもしそうなヤバい奴。
- 「ベン」:世間知らずで、どこか抜けているセレブ。
- 「プリータ」:婚約者に振り回される災難な女性。
- 「キャメロン」:主人公を影で助けてくれる味方。
- 「ベルガールのジョイ」:変人、各キャラクター達へのスパイス。
洋画特有のハッピーエンド締め
©2020 Warner Bros. All Rights Reserved.
トムとジェリーが結婚式を台無しにするのですが、結果的にこの2匹がケイラへ助言することで、結婚式が成功します。
一度失敗してしまった結婚式を最終的には成功させて、ハッピーエンドへ持って行ったところは洋画特有でした。
式が成功して「トムとジェリー」の仲直りエンドかと思ったら、相変わらずの喧嘩終わりでフィニッシュ、という原作に忠実に終わりました。(・ω・)
エンドーロール後にはCパートがあり、「ベンが結婚式2回分の料金を払うことになる」という落ちで終了します。(この作品でベンは愛されキャラでした。(笑)
【まとめ】映画『トムとジェリー』を視聴してみて
作品評価はイマイチだったため期待せずに見始めましたが、そこまで?悪くなく、むしろ暇つぶし感覚で楽しめました。
実写とアニメーションという異色の組み合わせでしたが、「個性的なキャラクター達・アニメーションならではの表現」が上手く混ざり合っていて良かったと思います。
ただしストーリーは、
・「トムとジェリー」の追いかけっこ(喧嘩)
・セレブカップルの結婚式を成功させられるか
と単純です。
そのため、大人がこの作品を見る場合「童心に帰った気持ちで視聴する」と、楽しめるかなと思います。
個人的には面白かったです!(*’▽’)
今回、私は「U-NEXTの無料トライアル」期間中に『映画トムとジェリー』を無料視聴することができました。
【体験談】U-NEXTを無料利用した時の記事